○日時 2014124日(木)15:0017:00

○場所 主婦会館プラザエフ7階 カトレア

○主催 自然エネルギーで豊かな日本を創ろう!アクション

○参加者 約170名


 124日(木)に自然エネルギーの推進を求める市民ネットワーク「自然エネルギーで豊かな日本を創ろう!アクション」への参加を呼びかけるキックオフシンポジウムを開催しました。自然エネルギーの利用や発電に取り組む団体・企業、消費者団体、一般消費者の方など、全国からおよそ170名もの参加があり、自然エネルギー問題への高い関心がうかがえました。シンポジウムでは各地で実施している取り組みの報告の他、自然エネルギーを取り巻く社会情勢における問題提起もあり、私たち一人一人がエネルギーの利用について真剣に考えていかなければならないことを改めて実感できました。自然エネルギーの活用に向けた新たな取り組みが、今‘スタート’しました。今後、「アクション」では、各地域で勉強会や集会の開催など、全国へ動きを広げていきます。

image002

 





開会挨拶

 全国消費者団体連絡会の事務局長、河野康子さんにご挨拶いただき、まさに今、消費者がエネルギーの使い方を決めていけるかどうかの岐路にたっており、このネットワークが全国の消費者へ情報を発信していくことに期待を寄せられました。私たちの‘思い’を広く伝え、消費者が主体となって制度のあり方を変えていこうとのメッセージをいただきました。


パネルディスカッション ~日本の自然エネルギーの今とこれから~

 「日本の自然エネルギーの今とこれから」と題して、各地での取り組み事例の紹介と、今後自然エネルギーを増やしていくために、どのような取り組みをしていくべきかについてパネラーの皆さんから意見をいただきました。私たち自らが自然エネルギーを作り、未来につなげていく活動に発展させていく必要性を認識しました。(モデレーター:自然エネルギー財団常務理事、大野輝之さん)

 image003

 



○佐藤彌右衛門さん(全国ご当地エネルギー協会 代表幹事)

 地元の会津では豊かな自然があるのに、震災までは自分達が使っているエネルギーのことを考えていなかった。エネルギー政策の問題については、国の責任だけでなく、今まで見逃してきた自分達にも責任があると痛感し、今からでも自分たちで活動を開始しようと考え、ご当地の電力会社を設立した。今後は自然エネルギーを通して、「顔が見える関係」を築き、消費者に対して生産者が分かるような電力供給をしていきたい。地元の人たちが発電やエネルギーの事業を行うことは、地元の経済自立にもつながっていく。


○鈴木悌介さん(エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議代表理事)

 中小企業経営者のネットワークを通して、「地域が自立できる、自給自足の活動」を目指して、「地域エネルギーの活用」、「かしこいエネルギーの使い方の実勢」に取り組んでいる。自然エネルギーを増やしていくには地産地消の「地消」についてきちんと考えるべき。自分たちで作った電気をどう使うか、電気以外のエネルギーの代替などと合わせ、考え、論じていくべきである。

○辰巳菊子さん(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会常任顧問)

消費者運動ははこれまで、「商品の一生を知ろう」、そのために表示を見よう、生産や流通のしくみを学ぼう、と呼びかけてきた。、電気についても一生を知らなければならない。原発がゼロ・エミッションエネルギーというのはまやかしであり、核廃棄物まで見ていれば原発は選ばれないはず。賢明な選択ができる消費者を育てていくことが重要。そのためには、消費者が「どこの電気を使っているか」を考え、選んでいくことが必要であり、電気事業者も電気の発電元を明らかにしていく必要がある。



○二村睦子さん(日本生活協同組合連合会 組織推進本部環境事業推進部長)

全国の生協では、自分たちの施設に太陽光パネルを設置する取り組みを進めてきたが、これからは地域と共同で電気を作る取り組みを強化していきたい。生協では商品の産地表示や原材料表示など消費者への情報提供に力を入れているが、電力でも発電先を選べる環境が整う必要があると考えている。自分のこども達が大人になる時代のことを考え、そこから今を振り返ってあり方を考えるというものの見方も必要ではないか。


○藤田和芳さん(大地を守る会 代表取締役社長)

エネルギーの使い方について、自分に何ができるかを考えていく必要がある。一人一人が原発を止めたい、自然エネルギーを増やしたいと思うことが重要。日本の自然エネルギーは十分な量がある。降雨量も世界の平均の2倍、風もよくふく。石油にたよらず、原発にたよらず新しい日本を作りたい。

 

自然エネルギーで豊かな日本を創るための連続アピール

  「自然エネルギーで豊かな日本を創るための連続アピール」として、10名の方に登壇いただき、自然エネルギーを増やしていくための意気込みを、各地の取り組みとともに発信いただきました。引き続き自然エネルギーを増やしていくため、さまざまな立場で取り組みが進んでいることがわかり、皆の気持ちが一つになったアピールでした。

<登壇者の方々>

○池原庸介さん(WWFジャパン)

○有田芳子さん(主婦連合会)

○大原英範さん(みやぎ生活協同組合)

○河口真理子さん(社会的責任投資フォーラム )

○木村庸子さん(生活クラブ生協千葉)

○清水順子さん(地域未来エネルギー奈良)

○浜田豊之さん(パルシステム生活協同組合連合会)

○西岡順平さん(対馬市役所)

○堀俊夫さん(グリーンパワーインベストメント)

○飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)

 

閉会挨拶

全国消費者団体連絡会の前事務局長、阿南久さんより、原発事故を通じ、「人を不幸にして、真に幸せな暮らしはあり得ない」、「自然エネルギー豊かな日本にうまれながら、なぜ、海外から燃料を輸入しているのか」といった問題が提起されたのではないか、真に幸せな生活とはどのようなものかを考えていくため、このネットワークの活動は意義があり、今後の取り組みの拡大していく、という意思をお示しいただきました。特に、最後の「今日がスタートです」という言葉には、参加された皆さんが明日からの活動に向け、心身を引き締められたのではないかと思います。

image004






当日資料

配布資料(呼びかけ文)(PDF

大野さん資料(PDF
 辰巳さん資料(PDF
 鈴木さん資料
PDF